「空色」ってひとつじゃない。多彩な色を見て、感じてみよう!
空の色、土の色、葉っぱの色と聞いてどんな色を思い浮かべるでしょうか。
例えば葉っぱの色なら爽やかな緑色を思い浮かべる方もいるでしょう。
でも、葉っぱは秋になると紅葉して、黄色、赤色とその表情を変えるものもあります。
アーティスト/水彩画家の佐原和人さんとの出会い、そして、何度と行われたセッションから
彼の作品性の大きな一つである「色」をテーマにおもちゃを作ろうということになりました。
クリエーティブで遊び上手な父親に育てられたという佐原さん。
幼い頃、毎日のように散歩に連れ出し、見慣れた風景の中に現れるわずかな変化を発見しては、
面白い話をしてくれたお父さんとの記憶が、彼の様々な活動に影響を与えているそうです。
パパと子どものおもちゃという話を初めてしたときに、
最初に話をしてくれたのが、このお父さんとの思い出。
まさに、彼のワークショップでは、親と子どもが一緒に参加して、街の色を探しに出かけて、
作品を作るという、自らの体験から生まれた取り組みを行っています。
さっそく私たちも、佐原さんと一緒に、パパと子どもを集めて、
世田谷の「ものづくり学校」で、ワークショップを開催。
実体験を通して、おもちゃの構想を深めていきました。
佐原さんの作品は、水溶性の画材を使って、何度も色を重ねて絵を描いていくため、
様々な色彩が繊細にまじりあっています。
一見するとその繊細さは、作品の奥行きや厚みを表現することに活かされていますが、
細かなところに注目をすると、色んな色を発見することができます。
そこで、佐原さんがこのプロジェクトのためにオリジナルを書き下ろしてもらった
作品3点をあえて細かく50枚に分けて、パズルにすることにしました。
色の断片をパズルカードとして組み合わせていくというプロセスの中で自然と
「一つの色に見えるものも、実は様々な色の組み合わせでできている」
ということに気づいてもらえるのではないかという想いを込めています。
また、ワークショップでやっていることをもっとたくさんの人に広めていきたい
という想いのもと、多彩な色が印刷されたカードを自然の色に合わせていく遊びを
もう片面で実現できないかという、企画が膨らんでいったのです。
そうして、作品3枚の反対面に、「空」「土」「葉」のそれぞれ50種類の色のカードが
できあがり、『いろパズル』と名付けました。
パパと一緒に家の中で、佐原さんが描いた作品のパズルに挑戦したり、
こんどは「今日は葉っぱの色の探検にでかけよう!」と外に散歩に出かけたり、
近所の公園に出向いてみると、たくさんな色と出会えることでしょう。
何気なく絵を眺めたり、いつものように街の風景を眺めたりするだけでは気付かない、
新しい発見が、このおもちゃには無限大に詰まっています。
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